348

エンジンを降ろして、バルブの交換を行います.

本日はバンパー/エンジンフード/マフラーetcを外しました.

リア回りはパイプフレームなので取外ししやすいです.

特筆すべきはエキゾースト関連のナット類の材質の良さで,フェラーリでエキゾーストのナットがカジっていたことがありません.

 

ばらしながら348を観察していくと,良い所と悪い所があります.

良い点は

  1. デザイン
  2. コンパクトなV8
  3. ミッションの構造
  4. リア回りのパイプフレームによる整備性の良さ

悪い点

  • 構造上ジャッキアップポイントがBピラーの真下にきますが,ここをジャッキアップすると取外しルーフの隙間が広がります.つまりその程度の剛性しか,このモノコックはありません(パイプフレームのリア回りはこのジャッキアップポイントより後ろなので,剛性に加算されない)
  • 作りが安い

456では標準のブレーキダクトが無かったり、天井がファブリックだったり,そこかしこにコストダウンな感じの処理が

  • リアのパイプフレームが重要な部分も含めてほとんどボルト接合(これって剛性面でどうなんでしょ.

 

オーナーさんの夢は膨張を続けており,目標は「高速道路から碓氷バイパスあたりまでのコーナーで気持ちよく曲がれるようにすること」となっています.