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紅い悪魔
埼玉県神川町
72年8月生まれ
456GT
スタイリング [編集]
デザインを担当したのはピニンファリーナ。ディレクションはロレンツォ・ラマチョッティ。デザイナーはピエロ・カルマデッラ。なお、456M GTAのデザイナーは奥山清行。 プロトタイプでは先代の412の流れをくむ比較的角ばったデザインが予定されていたが、他社製クーペとの類似を指摘され、365GTB/4(通称デイトナ)を範とするデザインに変更された。
テスタロッサ、ミトス等で試みられた二つの塊が入り組むデザインを採用し、車体後部アンダーフロアに速度感応式ウィングを装備している。
寸法 [編集]
- 全長x全幅x全高(mm): 4730mm×1920mm×1300mm
- ホイールベース(mm): 2600mm
エンジン [編集]
完全に新規に開発されたF116型 5473cc V型12気筒[2]を搭載。
- 最高出力/回転数(ps/rpm):442ps/6200rpm
- 最大トルク/回転数(kg・m/rpm):56kg・m/4500rpm
駆動系 [編集]
- 6速MT(オイルクーラー、LSD装備)
- トランスミッションを車体後軸側に配置するトランスアクスル レイアウトを採用 - これにより、前後重量配分の最適化を図る(51:49)
- 1996年にイギリスのリカルドとフェラーリの共同開発によるトルコン式4速ATを搭載した456GTAが登場。456MGTのモデル後期においては、日本仕様はこのAT仕様のみが輸入された[3]。
シャーシ [編集]
348系シャーシが鋼板セミモノコックを採用したため、モノコックと表記する例があるが、456GTは角断面鋼材によるパイプフレームである。
ボディ [編集]
- ボンネット- ハニカムコンポジット
- 前後バンパー- ハニカムFRP
- ボディ- アルミ(スチールパイプフレームと中間材フェランにより溶接)
- ドア- スチール
ブレーキ [編集]
独ate社製4輪とも4ポッド、ベンチレーテッドディスクタイプ。 倍力装置は電動油圧倍力装置である。
その他 [編集]
主な故障箇所2010年5月現在
- ウィンドウガラスと車体の間に隙間ができる(生産時の部品寸法のミスにより発生。通常の調整範囲では完治しないが、螺子位置変更により完治可能)
- ラジエター水漏れ(経年劣化により発生)
- ウォーターポンプ消耗
- ヒーターコア水漏れ
- 点火コイル劣化による失火
- 燃料ポンプ劣化
- ベーパライザー作動不良
- リトラクタブルライトモーター作動不良(モーター内浸水により発生)
- アンダーウィング作動モーター不良(モーター内浸水により発生)
- 車高ウォーニングランプ点灯(ダンパー切り替えステッピングモーター接触不良)
- ダンパーオイル漏れ(劣化)
- シートリトラクタブル不良(シート内ワイヤー抜け)
- エアコンパネル劣化(熱・経年劣化)(張替えシールあり)
- ウィンドウ不定期上下動(ドアキャッチ部マイクロスイッチ不良)
- ヘッドカバーオイル滲み(パッキン劣化)
- クラッチ異音(レリーズベアリング消耗)
- スピードメーター作動不安定(配線接触不良