456GTでは、経年劣化により、ヒューズ/リレーボードのショートや漏電による焦げ、機能不全が発生するようになってきました。

これらの障害に対応する為にシステムの全面的な置換を検討してきましたが、

この度、純正のヒューズ/リレーボードそのものを修理する技術の開発に成功いたしました。

456GTのヒューズ/リレーボードは多層基板として5層の基板を一体化して製造されていますが、各基板を分離することに成功し、各基板毎での検査、修理が可能となりました。

また再組立て時には追加の絶縁処理を行うことにより、より高い耐久性を備えたボードとして、供給することができるようになりました。

この技術の確立により、長期の維持の障害となっていた電気関係部品の故障を乗り越える手段を一つ増やすことができたと思います。