456の水温は標準で高い温度で運転するように設計されています。
これは水温が高い方が効率が高くなるからです。
簡単にいうと、外気温度と水温の温度差が高いほど放熱量が増えます。
放熱量が現状のままで良いのであれば、ラジエターを小さく、コンパクトにできます。
ただし、これは諸刃の刃でちゃんと水路が設定どおりに機能していることが大前提になります。
経年劣化や漏れ止め剤で水路が詰まってしまうと元々コンパクトに設計されているので、簡単に水温が上昇してしまいます。
正しい状態で運転している前提で水温計の針が
90℃でメインファンON
100℃でサブファンON
です。
水温のリミットは115℃
水温が115℃に達した場合は「回転を下げろ」と書いてあります。
また、130℃に達するような高温状態になると正面のメーターパネル内にウァーニングランプが点灯します。
この状態は即エンジン停止しないとエンジンが壊れます。