以前に触媒の片方が溶けて交換しましたが、反対側も溶解。

他社に入院していましたが、多忙で手が付けられず、弊社に再入院となりました。

触媒が溶けない、調子のよい車両となることを目指して整備していくと、クランク角センサーが固まっており、根元がビニールテープで巻いてあり、修理されているものと思っていましたが、怪しいと思ったら開けておいた方が良いと判断し、切開すると、被覆の無くなった配線がむき出しで劣化していました。三本ある配線のうち一本は銅線一本のみで繋がっている状態でした。

配線を繋ごうにも、触ると折れてしまうので、健康そうな部分まで切断し、新たに配線を繋ぎ修復しました。

また、遮熱版が一枚付いていなかったので、部品取り車から移植し、崩壊している部分には600℃耐熱のシートを貼り付け、配線には保護の為に150℃耐熱のシリコンチューブとゴールドの熱反射シートを貼り付けました。

途中、スターターに行く謎の電源線のコルゲートチューブも溶けているのを発見したので、遮熱シートを貼り付けて保護しました。