ミッションオーバーホール

「一速が完全に入らなくなった」とのことで、オーバーホール開始です。

ミッションを降ろし、分解していきます。

456のミッションは分解するのに特殊工具が何個か必要ですが、これも併せて製作して進めていきます。

分解して判明したことは以下のとおり。

  1. シフトロッドを支持しているスリーブが膨潤して内径が狭くなりロッドの動きを規制している。
  2. リバースギアの歯面の端に欠損がある。
  3. リバースギアを支持しているシャフト表面に剥離が発生している。
  4. リバースギアを挟んでいるワッシャーの摺動面に荒れがある。
  5. 1-2速のシフトフォークとリングの隙間の摩耗が限界値を超えている。

これらにより、シフト操作が重く渋くなり、変速操作ができなくなったようです。

スリーブは打ち替え、シャフト、フォーク、リングを交換。ギアについて再使用となりました。