サスペンション
サスペンションの型式は、Wウィッシュボーン.
ここにも、ノウハウが隠れています.
456/550のフロントサスはキャスターがシム式で、キャンバーがカム式
トーインはロッド式です.
なぜキャスターがシムか.
これは、トーイン/キャンバー/キャスターを影響を与えず、個別に調整する為にこのようになっています.(ちなみにFD3Sは型式は一緒だが、全てが影響しあいます)
キャスター角はシムによって他に影響を与えず、調整されます.
キャンバーはロアアーム付根の扁芯カムによって、他に影響を与えず調整できます.
そして、トーインはナックルアームのステアリングロッドの取り付け位置をロアアームのナックル取り付け点と同じ高さに配置し(完全に同一ではない)キャスター/キャンバーの位置の変更がトーインに影響を与えないように設計されています.
これらの設計により、個々のアライメント要素が個別に独立して調整することができます.
日本車は個別に独立して調整することができないのでWウィッシュボーンのサスは面倒に感じます.
日本車のサスは「サスの””ようなもの””」と言えるかもしれません.