フロントスタビライザーの取り付け方法:

456とマラネロはスタビライザーがシャーシに直付けではなく、アルミ鋳物のブロックを噛ませて、ロングボルトで固定されています.

これは、「スタビライザーを水平に設置する為」だと思われます.

ロアアームの角度に影響されず、車高を決めた後で、ブロックの高さをそれに合わせて変更すれば必ずスタビライザーの角度を平行に保つことができます.

そうすることによって、スタビライザーを設計値の通りに動かすことができます.

 

水平ではない状態だとアームの動きに対してスタビライザーの動きが1:1ではなくなってしまい、スタビライザーの線径から想定するバネ力を発揮してくれません.

 

アームへの取り付けもピロボールリンクを介してダイレクトにチカラが伝わるように設計してあり、尚且つ、アームの下にぶら下げる形になっているので、スタビライザーの線径の変更や交換、競技用のスタビへの設計変更が容易にできるようになっています.

 

アームへの取り付け位置も出来るだけアームの端部に近いところに設定し、アームによるレバー比の影響を出来るだけ小さくするようになています.